こんにちは、北村綾子です。
アレクサンダー・テクニークって、どんなもの?と考え、いろいろ書いてきました。
アレクサンダー・テクニークの原理や歴史の紹介以前に、簡単に言えば、アレクサンダー・テクニークって、どんなもの?
まったく知らない人に、わかりやすく、どんなふうに紹介できるかなあ、とずっと思っていました。
とても、おもしろい紹介のしかたを知ったので、以下、ご紹介します。
人間の頭の重さは、体重の8パーセントと言われるそうです。体重50㎏の人で4㎏、体重62㎏の人で約5㎏もあるんです。
だから、頭の重さは、ボーリングの玉ぐらいあるのです。もしくは、5㎏のお米の袋の重さぐらいあるのです。
私たちは、その頭を身体のいちばん上で、寝ているとき以外は、いつもバランスをとって活動しています。
5㎏のお米の袋を、両手で持って見て下さい。
これを、腕を伸ばして、身体から離して持つときと、腕を曲げて両手で抱えて身体の近くで持つときと、どちらが楽でしょう?
それは、身体の近くで持つときの方が、楽に決まっているでしょう。
身体の1番上、首の上の約5㎏の頭が、前に傾きすぎていたり、後ろに傾きすぎていたり、右や左に傾きすぎていたりすると、首を通して片寄りのある負荷が、からだのあちこちに、かかってきて、疲れるでしょう。
できれば、身体の1番上で、頭はバランスよく乗っていれば、より楽でしょう。
アレクサンダー・テクニークは、それを学ぶものなのです。
首の上で、約5㎏の頭がバランスよく乗るような、からだの使い方を学ぶものなのです。