近隣の今年91歳になる女性から、
お孫さんが椎間板ヘルニアになった、と聞きました。
椎間板ヘルニアは、中高年に起こると思っていたので、ビックリ。驚いた表情の私に、
お孫さんは、4年前、京都から東京の大学へ進学した。4年前の大学入学時は、コロナ感染症の爆発的流行が始まった時期で、その後2年間は、ほとんどリモート授業。下宿先の部屋から、ほとんど出ない生活が続いていた。3回生になって、少しずつ大学へ通い、最終学年4回生でそれまで多少の痛みはあったもののの、昨年2023年12月、腰の激痛で緊急入院し、椎間板ヘルニアという診断を受けた、そうです。
年末年始は自宅に戻り、その後再入院。様子をみながら、保存療法にするか?手術をするか?検討しているそうです。
原因は、コロナ感染症の爆発的流行によって、大学生活で学舎に通うこともなく、リモート授業で、外出も少なくなっていた。日常で動くことが減っていたから、ということでした。
70歳になった美容師さんが、胸椎の椎間板ヘルニアになって手術した、という話も聞きました。
そのほかでもヘルニアの手術をした、という話を、あちこちで聞きました。
私自身、椎間板ヘルニアについて、よく知らないので、ネットで調べてみました。
椎間板ヘルニアとは、
背骨の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨(椎間板)が変性し、組織の一部が飛びだすことをいう(ヘルニア=何かが飛びだすこと)。このとき、飛びだした椎間板の一部が付近にある神経を圧迫し、腰や足に激しい痛みやしびれなどの症状を起こす。腰椎でのこの症状を坐骨神経痛といい、椎間板ヘルニアの代表的な症状となっている。
上記の説明は知っていたのですが、私は1つ大きな思い違いをしていました。
私は、軟骨が前に飛び出すと思っていたのですが、後ろに飛び出すのだそうです。後ろに飛び出して、背骨の後ろ側で背骨に守られている神経の束の方に、飛び出す。のだそうです。
腰椎から離れている股関節とか骨盤周辺の痛みの症状は、坐骨神経痛と呼ばれる。その症状は、椎間板ヘルニアかもしれない。いや、椎間板ヘルニアの典型的症状だなんて、驚きました!
また、また肋間神経痛で、脇腹の下にしびれが走る症状が頻繁に起こるときは、胸椎のヘルニアを疑うことを勧める、とも載っていました。
急に夜中寒くなって、ずっと背中を丸めて眠っていると、肋骨の間が痛くなることは、私にもあります。筋肉痛かな、と思っていたのですが。もしかしたら、その痛みは、胸椎の椎骨の間の軟骨が、起こしていることかもしれない?
椎間板ヘルニアの発症原因としては、環境要因(姿勢・動作)や遺伝要因(もともとの体質・骨の形)、それに加齢が加わるそうです。
椎間板には、座る、立ったまま前屈みになるといった姿勢や動作でも体重の約2・5倍の圧力がかかるといわれ、こうしたことの繰り返しが、椎間板に変性をもたらし、椎間板へルニアに発展するものと考えられているそうです。
保存療法にしても、手術にしても、そんなにひどくなっていないにしても、
再発予防のために、アレクサンダー・テクニークは、役に立つと思えます。
いやあ、私も精進して、学び続けたいと思うばかりです。