ちょっと大きな話ですが、
最近(テレビやラジオや、マスメディアの)ニュースでは、「コロナ禍から社会全体が回復傾向で、企業は人手不足」と報じ、ときには「大学卒業生だけでは足りず、高卒採用枠拡大」と何度も報道している。
私の友人の息子さんは、某有名私大の4回生で、単位を落として半年留年したそうです。同期の友人たちは、その間に就職したが、3カ月を過ぎた頃から、せっかく就職した会社を辞めてくると聞いた。
辞めた理由は、さまざまあるだろうけれど。仕事以前のところで、大学卒といっても、その場の環境(たとえば上下関係に)すぐに順応し、立ち居振る舞まえるわけではないだろう、とも思う。
初めての仕事を一生懸命こなしても、昔ながらの叱咤激励?(罵詈雑言?)を浴びることもあるだろう。そのうち理不尽に感じ、耐えられなく感じるのかもしれない。でも、まあこれも昔も今も変わらない。私も経験あるから……。
また、近くの警察官から話を聞く機会があって「最近、家庭内暴力が多発している、コロナ禍で仕事を辞めざるを得なかったお父さんが、次の仕事が決まらず、家にいることが多い。自宅にいる子ども(中学生や高校生、大学生などなど)と口論になり家庭内暴力に発展するケースが多い」と。
マスメディア報道では、「子どもが家族に殺される」なんていう極端な家庭内暴力については、同じ事件を連日報道しているのに。これは、まるで「お昼のワイドショー」のよう。
「殺される」に至らないケースについて、取材し報道することが、めっきり減ったように思う。
最近のマスメディアは、常に大本営発表のような報道しかしていないように感じる。政府や有力者などが発表する、それらの人たちに都合がよい内容ばかり何度も報道しているように感じるのです。
それを見ている人たちは、一時声高に言われたメディア・リテラシーは静かになり、啓発?されているように感じる。若者がマスメディアよりもSNSを見ているのも、うなずけるように思う。SNSは自分の関心のあることに偏ってしまうので、諸刃の剣のようにも感じるが、すべてを知ることはできない。私たちの理解の外、知らないことが常にあって、それもまた動いていることを心に留めたいと思う。
「自己責任」云々の話ではなく、
まずは地に足をつけて考えよう。立っているあなたの足は、実際に地に着いているでしょうか?
自分自身に偽らず、良い悪いではなく気づいてみるのも、現実を知る1つの方法だろうと思う。