アレクサンダー・テクニークの会 ブログ

レッスンを始めました。レッスンのご案内、日々の気づきや、思うこと考えることを書きたいと思います。

よい姿勢、正しい姿勢とは、どんなもの?

アレクサンダー・テクニークは、自分自身の行動を、意識的におこなうことによって、感情を認め自分自身とうまくおりあいをつけることを目的としています。その結果として「バランスのとれた、疲れにくい姿勢」に至るわけです。

それでは、「よい姿勢」「正しい姿勢」って、どんなものでしょうか?

 

「頭のてっぺんを糸で吊されているような感じ」なんていうのも、聞きますね。

この言葉は、バレエとかダンスの先生たちが、よく使うようです。アレクサンダー・テクニークの先生でも使う方がいるようです(ネットに書いてありました)。

 

でも「頭のてっぺんに糸を付けて吊される」のは不可能ですから、それぞれの個人に、この言葉の解釈は、まかされてしまいます。
「これ」という具体的なイメージをもってもらうためには、説明する言葉がもっと必要になってくるでしょう。

 

また「よい姿勢」「正しい姿勢」について、インターネット上で、ちょっと調べてみました。

 よく書かれている内容は、
 ・人の背骨は、重力に対抗して、重い頭を支え、身体を動かした時のショクを吸収するために、穏やかなS字を描いた構造になっています。 理想的な姿勢を真横から見ると、重力線が耳から肩~股関節~膝~くるぶしを結んだ線を通っています。
 ・軽くあごを引き、背筋、膝を伸ばし、頭を上に引っ張られているようなイメージを持つことにより、正しい姿勢を作ることができます。
 ・この正しい姿勢は、脊柱起立筋に代表される抗重力筋群とインナーマッスルと呼ばれる大腰筋によって支えられています。

これは最近読んだ『モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット』でも、同じようなことが書かれていたように思います。

インターネットでも、本にも、図解入りで書かれています。

 この内容について、私は何もケチをつけることは、ないんです。いいと思います。

 

 インターネットでも本でも(すべてを確認したわけではないのですが)、だいだいが、腹筋、背筋、深層筋の特に腸腰筋などを鍛えることを、「正しい姿勢」に至るために勧めています。

 または「予防的に」勧めています。筋肉は、運動も何もしないでいると、年齢と共に衰えるので、運動をするに越したことはないと思います。

若くても、学校を卒業して、体育の授業やクラブ活動がなくなると、長い距離を走れなくなったり、前屈をしても手が床に着かなかったり等々が起こりますよね。

これを書きながら、マラソンは私の苦手な運動だったので、今となっては出来ないなあ、と思ったりしています。

 

「よい姿勢」「正しい姿勢」について、それへ向かっていく方法について等々、いろいろ考えてみようと思います。