アレクサンダー・テクニークの会 ブログ

レッスンを始めました。レッスンのご案内、日々の気づきや、思うこと考えることを書きたいと思います。

遠視矯正メガネを使用して、1カ月が過ぎました。

 昨年11月下旬、私が、結構ひどい遠視であることが判り、
12月に遠視と乱視との矯正メガネを作ってもらい、
メガネを使用して約1カ月が過ぎた。

 

私は、左右の目が遠視、左目に乱視あり。
毎年の定期健康診断で視力は1.2で「問題なし」と言われ続けてきましたが、夕方になると疲れ目がひどく、困っていました。
紫外線等を防ぐクリアに近いサングラスをネットで見つけ、数年使っていました。

 

最近それでも夕方や夜になると、目が痛いぐらいになるので、

ネットのサングラスを置いている実店舗のメガネ屋さんに行きました。

 

私は新しいサングラスを購入するつもりで行ったんです。しかし、ここは近視遠視乱視等の検査をしっかりしてくれるメガネ屋さんで、まず検査しましょう、と言ってくれました。1時間半ぐらい検査しました。
それで、私の長年の眼精疲労の原因が、わかりました。

 

遠視矯正メガネを使用して、おもしろかったのは
メガネをかけたまま階段を下りるのが怖かった。最初の一歩が、どこに下ろしてよいか、わからなくなった。「そんなときはメガネを外してください」とメガネ店さんに言われていました。
遠近感が変わったから?

 

これまで私は、遠近感が生来のもの、平衡感覚と同じようなものと思っていました。
しかし、改めて調べてみると、遠近感(奥行きを感じること)は、後天的に見についているもののようです。

 

実際は、私たちの目からの情報は、1枚の写真、モニターの中の動画のように、平面的な情報なんだそうです。
その情報と、子どもの頃からの経験や5感、筋肉など運動感覚を総動員して、平面の絵のような情報を、奥行きを感じるように脳が処理しているのだそうです。

 

また、意識していると、左目で見ることができるようになって、これまで右目のある頭・顔の右側が、左側よりも、わずかに前に出ていたのが、わかりました。
というのは、右側をわずかに引いたほうが、よく見えるし、頭・首・胴体のバランスがよくなる。

 

左目で見るのが辛くなっていって、私は知らない間に、右目が左目の分まで見るために、少し前に出ていた。それが、ゆっくりと進んだために、私は右目(頭の右側、顔の右側)が、前に出た位置関係が、正面のように感じてきた。
それが、今回のできごとで、頭や顔の右側が、わずかに後ろ側に引く位置関係の方が、バランスがとれる、と思い出したのです。

 

これもまた、FMアレクサンダーが、身体のバランスを整えるアレクサンダーテクニークを学ぶ際に、心に留めた方がよいことの1つ「ずっと自分が正しいと思っていた感覚は、あてにならない」

 もしかしたら、長年この感覚が正しいと思ってきたけれど、もしかしたら他の方法もあるかも。「正しい」「間違い」ではなく、第三の道を模索する可能性が、私たちにはあることに改めて思い至る今日です。